恋愛初心者は恋愛本なんか読んでても無意味です。
昨日、仕事向けの本やお金の勉強についての本をおススメする記事を書いていて思ったんですが、恋愛初心者向けの本って全然ないんですよね。
何でだろうと思っているうちにふと納得しました。
おまえら、デートできねぇだろ
デートがスタートである
大抵の恋愛向けの本って最低限がデートできるというところからスタートします。
つまり、女の子と話すだけで緊張したり女の子と2人っきりになるだけでドキドキしちゃう人はそれ以前の問題だということです。
非常に厳しい話ですがこれが現実です。
社会人にもなると、大抵の男たちは女の子と2人で食事とか飲みに行くくらいは普通にできます。
むしろ、世の男性たちの悩みは2人で食事できる仲からどうやって口説くかなんです。
「え?、2人でご飯行けるって事はもう両想いなんじゃないの?」
そう思ったあなた、純粋過ぎます。
女の子は別に恋愛対象じゃない男とでも普通に2人でご飯くらい行くのです。
この認識を誤ると地獄をみます。
グループで口説ける事はない
2人で時間を過ごさない限り、女の子は落ちません。
例えば同期社員のグループで仲良くなっていたとしても、そこから2人っきりで話す時間を作ったり、食事に誘って仲を深めない限りあなたの好きな人は振り向いてくれません。
しかも誘うのは必ず男からです。
仲良くなったからそろそろご飯にでも誘ってくれないかなーなんてのは女々しすぎます。
そんな考えでは一生彼女はできません。
振られるリスクを、デートに断られるリスクをとって誘うのです。
グループで仲良くなる→告白✖️
グループで仲良くなる→2人で遊ぶ→告白◯
デートを誘うコツは軽さである
デートの誘い方の基本は「軽く誘う」です。
女性経験が少なければ少ないほどデートを重く捉えがちです。
- デートに断られたらどうしよう?
- 変に思われないかな?
- 気持ち悪いと思われない?
気持ちは分かります。ただ、恋愛経験が豊富な男性ほどデートは軽く捉えます。
モテ男にとってデートに誘うことは挨拶と同じくらい軽いんです。
そして女の子にとっても2人での食事や飲みに行くのは軽い。そこそこ仲が良ければ恋愛感情がなくとも普通に誘いに乗ってきます。
ところがモテない男だけその誘いがめっちゃ重たいので、その重たさがキモさに繋がるのです。
デートできる様になるまでには力技しかない
デートの誘いを成功させるには最低限の仲の良さは必要です。
いくら、デートを誘うコツが軽く誘うだとしても、全く仲良くもない相手から誘われたらキモいです。
理想としては職場などで、2人で雑談するくらいの仲である事が最低限です。
ところが、恋愛初心者にとって女の子と雑談するってめっちゃハードルが高いんです。
仕事の話や事務的な会話はできるけど休みの日に何してるとか、趣味は何か、とかを自然な形で話すことの何と難しいことか。
これを解決するにはもうとにかく女の子と話す機会を作るしかありません。
女の子と喋るのが苦手な人の共通点は女の子と話す回数が絶対的に少な過ぎるんです。
男友達のように気軽に話せる様になるには、ひたすら回数をこなすしかありません。そこに楽をできるテクニックはありません。
回数を増やすにはマッチングアプリがオススメ
マッチングアプリを使えば簡単に女の子と喋る機会が増えます。
女の子とたくさん話すことが大事なんだなと意気込んだところで、そもそも周りに女の子がいない場合もあります。
また、仮に同期の女子社員がたくさんいたとしてもデートや告白に失敗すれば社内で噂されるかもしれません。
そこでおススメなのがマッチングアプリ。
マッチングアプリであれば家にいながら出会いを探せるし、仮に失敗しても失うものは何もありません。振られた事もデートで失敗した事も周りの人に知られる事はありません。
何より初心者において最も大事な「数をこなす」事が簡単にできます。
もちろん、変な人に会う可能性は0ではありませんが、Pairs(ペアーズ)やwith(ウィズ)などの有名アプリでは24時間365日監視対応ですので、トラブルに遭う確率は限りなく0に近いです。
今やマッチングアプリは市民権を得ていると言っても過言ではありません。
怪しいという理由だけで避けるのはもったいなすぎます。
まずはマッチングアプリでたくさんの女の子と出会ってひたすら話す練習を積む。
力押しですが、これが恋愛初心者において彼女を作るもっとも手っ取り早い方法です。
それでもあえておススメするならこの1冊
理屈はよくわかった。それでもやっぱりオススメの本を教えてほしい。
そんなあなたにあえておススメするならこの一冊。
「僕は愛を証明しようと思う」 藤沢 数希
ひと昔前にネットで流行った「恋愛工学」という恋愛テクニックを詰め込んだ1冊。
恋愛工学とは作者の藤沢数希氏が提唱した恋愛テクニックの総称で、藤沢氏曰く「恋愛を科学の域にまで高めたもの」と豪語していますが、ただのナンパテクニックの一種です。
そのためこの本はナンパテクニックが詰め込まれた本なので、どっちかというと中上級者向けなんですが、それでもおススメするならこの一冊です。
理由は2点。
- 小説形式なので読みやすい
- 非モテコミットとフレンドシップ戦略は絶対抑えるべき
非モテコミットとフレンドシップ戦略は恋愛初心者が陥りがちな間違いなのでここでも少しだけ触れておきます。
非モテコミット
非モテコミットとは1人の女の子に執着して行動や発言がキモくなる状態を言います。
女の子は基本的に自分よりレベルの低い相手を好きになる事はありません。
にも関わらず恋愛初心者はちょっと優しくしてくれた可愛い子をすぐに好きになってしまいます。
「この子しかいない、絶対」と思い込んでしまい、必要以上に優しくしたり、高級なプレゼントを渡したりといった行動をとった結果、女の子にキモがられるか、良いように搾取されてしまうかのどっちかになってしまいます。
このように1人の女の子に執着して女の子に良いようにあしらわれている状態を非モテコミットと言います。
「非モテコミットというのは、お前みたいな欲求不満の男が、ちょっとやさしくしてくれた女を簡単に好きになり、もうこの女しかないと思い詰めて、その女のことばかり考え、その女に好かれようと必死にアプローチする事だ。」
「僕は愛を証明しようと思う」 藤沢数希 幻冬舎
フレンドシップ戦略
フレンドシップ戦略とは付き合いたい、恋人になりたいといった下心を全く出さずに、友達としての関係を築き、その後に告白するといった戦法をいいます。
え?それが普通じゃないの?
と思うかもしれませんが微妙にニュアンスが違います。
女の子は一度友達フォルダに入れた男の事を好きになる事は絶対に有り得ません。
だから、仲良くなる過程で友達の様な関係にはなるものの、完全に友達として落ち着くのでは無く、あくまでも恋人になると言う事を意識しないといけません。
【非モテの思考】知り合う→友達→告白→恋人
【もっと酷い人】知り合う→告白
【モテ男の思考】知り合う→仲良くなる→告白→恋人(本書では先に既成事実を作るべきとある)
友達と仲良くなるって同じじゃないの?って思うかもしれませんが、違います。
この微妙な違いがめっちゃ大事なんです。
つまり、全く男として見られていない様な仲の良い友達と、この人とだったら付き合っても良いかもっていう仲の良い男性とでは似ているようで全くの別物だと言う事です。
友達フォルダに入らないためには
- スピード感
- 女の子として扱う
の2つが大事になります。
「フレンドシップ戦略とはお前みたいなモテない男が、女にアプローチするときにやる、唯一の戦略だよ。まずは付き合いたい、恋人になりたいなんてことはおくびにも出さず、親切にしたりして友だちになろうとする。それで、友だちとしての親密度をどんどん深めていって、最後に告白したりして彼女になってもらおうとする戦略のことだ。」
「僕は愛を証明しようと思う」 藤沢数希 幻冬舎 (一部改変)
普通に小説として面白い
非モテが陥りがちな2つの間違い、すなわち非モテコミットとフレンドシップ戦略に加え、女の子を口説くための様々なテクニックを知る事ができるため恋愛本の1つとしてはアリです。
そしてこの本は純粋に小説としても面白い。
モテない主人公が恋愛工学を知り、色んな女性と関係を持ち、女に不自由する生活から抜け出せたにも関わらず、ただ女を口説いては堕とすことの繰り返しに疑問を持ち、本当の愛とは何なのかと問いかけます。
ただの恋愛テクニック本で終わらないのがなかなか味があって面白かったです。
ナンパ本なので全部が全部役立つとは言えませんが、基本的な考え方やベースの理論はかなり役立つと思います。
ただし、テクニックを使うのは最低限、デートできるようになってからですよ?
「恋愛なんて、ただの確率のゲーム。正しい方法論があるんだ」。恋人に捨てられ、気になる女性には見向きもされない二十七歳の弁理士、渡辺正樹は、クライアントの永沢にそう告げられる。
出会いのトライアスロン、会話のルーティン、セックスへのACSモデル。テクニックを学び非モテから脱した渡辺だが――。恋に不器用な男女を救う戦略的恋愛小説。
漫画版もあります
まとめ
恋愛テクニックの本を読みたくなる気持ちは分かります。
しかし、テクニックを使えるのは最低限デートができるようになってから。
そのためにはひたすら女の子と話す機会を作って女の子に慣れるしかありません。
マッチングアプリを使えば、失敗しても周りにバレる事なく経験を積むことができます。
まずはマッチングアプリで練習、それから本命の人にアタックするのがおすすめです。