仕事を読む

もう仕事を辞めたい、そう思ったあなたへ

仕事を辞めたい

何で毎日毎日、こんな辛い事をしないといけないんだろう。

夜遅くまでの残業。

休みは体の疲れを癒すためだけに消費し

家と会社の往復。

わたし、何のために生きてるんだろう。

そんな人生に疲れてしまったあなたへ

今夜はこれを読もうか的視点でアドバイスを送りましょう。

パワハラだらけの新人時代

1年目の頃、私は仕事が全くできませんでした。

1年目だから当然でしょと思われる方もいるかもしれませんが、1年目でも最低限達成しなければならない基準があります。

その基準にすら達せず、毎日怒られてばかり。

優秀な同期との差を感じてまた落ち込む。

最初はよくしてくれていた先輩や上司からも段々と見限られ、しまいには「もう君の指導はしたくない」と。

また、別の先輩には

「君は理学療法士に向いていない」

「患者さんが可哀想だ」

「転職した方が良いんじゃない?いつ辞めるの?」

などと言ったパワハラまがいの事を毎日言われていました。

そんな私は思いました。もう仕事を辞めたい。

辞めたくなる原因を探る

様々な理由で辞めたいと思う時があるでしょう。

しかし、その理由は大きく分けると主に3つに分類できます。

長時間労働

毎日残業が夜の22時まである。

休みが週一しかない。

昼休みも仕事をしないといけない。

など、とにかく拘束時間が長い場合。

仕事が人生の大半を占めるとはいえ、やはりプライベートは大事。

仕事終わりに飲みに行ったり、休みの日に友達や恋人と遊べないのでは人生何のために生きてるの?となってしまいます。

ただ、仕事内容が大好きで人間関係が良好の場合、何とか頑張れる事も多いです。

仕事内容が合ってない

例えばスーパーのレジやデータの入力作業など、誰でもできる様な単純作業ばかりでは面白くありません。

逆に、今の自分では到底できない様な業務量や超難しい仕事、人の命に関わる様な責任のある仕事では挫折感やプレッシャーで上手くいかないでしょう。

また、仕事の難易度は合っていても、その業務が面白いと思えないと辛いものです。

もっと人と関わる仕事がしたい、逆に1人で黙々と作業をしたいなど人それぞれに向き不向きがあります。

人間関係が良くない

最も多い悩みがここでしょう。

私の新人時代の悩みもやはりここでした。

まず、問題なのが上司や先輩といった上の人と馬が合わないということです。

原因は様々ですが、実はその多くは、仕事ができるかどうかにかかっています。

少々人間性に問題があっても、仕事がきちんとできる人は比較的、コミュニティに受け入れられ易いです。

一方で、たとえコミュ力があったとしても仕事ができない人は少なからず疎まれてしまいます。

このように社会人の場合、そのコミュニティに馴染めるかどうかは仕事ができるかどうかが凄く影響します。

ところが、新人というのは仕事ができません。仕事ができないから新人なのです。

しかし、職場によってはそれを良い事にマウントをとってきたり、いじめの様なことをする輩が少なからずいます。

また、人間的には良くても飲み会が多いとか、全体的に体育会系のノリなど空気感が合わないといった場合もあります。

毎週金曜日には絶対飲み会に参加しなくてはいけない職場とか、そういう空気が嫌いな人は結構しんどいですよね。

解決方法を探る

さて、仕事を辞めたくなる原因を分類できたところで、いよいよ解決方法を見ていきましょう。

根本解決は難しい

結論から言うと根本的な解決は難しい。

労働時間を変えるということは会社の仕組みそのものを変えるということです。

つまり、弁護士に依頼したり労働基準監督署に行ったりと法的な手続きを取らないといけない。

仕事内容が合ってない事に関しても、難しすぎるものはひたすら努力すれば何とかなるかもしれませんが、簡単な作業の繰り返しや好き嫌いは中々どうにもなりません。 

人間関係に至っても、必ず嫌なやつはいますし、空気感の違いも万能な解決策はありません。

社会人として組織の中で働く以上、多かれ少なかれストレスはあります。

では、何をすればよいのか。

それは、どこまでなら耐えれるかという基準を自分なりに決めておく事です。

【必見】自分で辞める基準を決めておく

毎日会社に行くのが辛い。それは多くの社会人が考えている事です。

ただ、辛いという中にも2つの種類があります。

1つ目は上にもあるように仕事がつまらないということ。

つまり、ある程度仕事はできるけどなんかいまいちパッとしない。

もっとやりがいのある仕事がしたいという様な場合です。

これに関しては、自分次第でいくらでも変えようがあります。

大事なのがこっち。

2つ目は仕事が上手くいかなくて辛いということ。

仕事ができない、残業時間が長い、上司や同僚との関係が上手くいかない。

簡単に言うとブラック企業に勤めている場合です。

毎日、精神をすり減らして働いている

朝の電車に乗りたくない

日曜の夕方になると気が重くなる

といった具合です。

仕事が辛い人が行き着く最終地点は鬱病です。

これがめちゃくちゃ厄介。

精神疾患はマジで大変です。

普通の病気や怪我のように、手術や薬で簡単には治りません。

一度かかると治るまでに大変な努力と時間を要します。

そのため、ここに行きつかない様に対策することが何よりも大事なのです。

だからこそ、辞める基準を自分で決めておくのです。

寝られない

食べられない

笑えない

身体症状

常にモヤモヤしている(休みの日も仕事を忘れられない)

ここに挙げた様な症状が出たらレッドフラグです。

この症状が出始めたら辞める決断をしてもよいと思います。

ただ、できることならこの手前くらいで辞める方が良いかもしれません。

例えば不眠を自覚した頃には実はもう鬱病になっていましたなんて事も中にはありますので。

辞めると決めたらスパッと辞める

逆に言うと上の症状が出る手前くらいまでは何とか頑張ってみて下さい。

これは完全に経験則ですが、世に言う3年続けるというのは思いの外、正しいと思います。

やはり3年間頑張るとあれだけダメだった私でも一通りの業務はそつなくこなせる様になりました。

ただ、今は3年続けろ理論はもはや過去の物となりつつあるので、必ずしもそうある必要はありません。

しかし、ある程度は続けてみないと見えるものも見えないというのもまた事実です。

毎回辛い事から逃げていたら成長できませんからね。

一方で、本気で辛い時、これ以上は無理と思った時はスパッと辞めてしまいましょう。

鬱病に近づいてくると辞めるという判断そのものができなくなります。

だから何度も言いますが、上の様な症状が出始めかその手前くらいで思い切って辞めてしまいましょう。

今は、退職代行サービスもあるくらいです。

また、辞めて暫くは失業保険もあります。

辛いまま続けて病気になるくらいなら、そんなブラック企業はサッサと辞めて次に行きましょう。

大事なのは、自分で辞める基準を決めておく事。そしてそれまでは何とか頑張って見ることです。

ちょっと辛いからって簡単に辞めたり、逆にめっちゃ辛いのに続けたりするのは無しですからね。

まとめ

仕事はあなたが生きていくための手段の1つに過ぎません。

そんな事であなたの大切な人生を壊さないで下さいね。

本日の名言

“思ったように上手く行かなかった体験を「経験」という” ーランディ・パウシュ