これを語りたい

向いているか向いてないかはその分野の中で決めるべき

〇〇くんって絶対プロ野球選手になれるよ!

××さんって歌上手いねー

どんな人も一度は何かに“向いている”なぁと思った事があるのではないでしょうか。 ある分野ではいくら頑張っても全然上手くいかないのに、違う分野では大した努力もしていないのに驚くほど上手くいく。

周りからはすごいねーって言われると自分はこれに向いているのではと思い始めます。

例えば僕は、小学校6年間野球をしていましたが、6年間ベンチを守っていました。(6年間控えという事です。) ところが中学に入ってテニスを始めた途端、メキメキと上達し、部の副部長にまでなりました。

今でも仕事に関してはさっぱりなのにブログを書くと、特にブログに関する勉強をした訳でもないのに友達から「文書上手いねー」 と言われます。

そして僕は思うのです。理学療法士向いてねーけどブログなら1発当てれるんじゃね?

しかしこれはある重大な落とし穴が隠されているのでした。

その分野の中で通用するか

何かの分野に関して褒められたり自分に才能を感じた時に大事なのは「誰に言われたか」と「どんな環境か」です。

歌が上手いと言われてもそれが仲間内のカラオケという環境で、友達に言われたからと言って「おれ歌向いてる!プロになろう!」となるのは少し早過ぎます。

歌が上手い人たちの中やそれこそ音楽のプロたちに認められて始めて才能があるとなる訳です。

例えば僕の特技はマジックですが、友達に披露すると10回中9回は凄いと言ってもらえます。

ところが、周りがみんなマジシャンという環境の中ではものの見事に埋もれてしまいます。自分より凄いマジックをする人なんて腐る程いる。 もしプロのマジシャンを目指すのなら少なくともその中で認められる必要があります。

だから僕は周囲の友達にマジック凄いと言われても一度も才能を感じた事はありません。

プロになる人は向いている人の中でさらに向いている人しかなれないスーパーマンなのです。

 とはいえまずは継続

自分に才能があるかないかは自分の身近なコミュニティではなく、その分野の向いてる人たちが集まる中で判断すべきです。 とはいえ、なんの努力も無しに成功する人はいません。ダイヤの原石も磨かないとキラリとは光らないのです。

プロの集団に飛び込んで上手くいかないからと言ってそこで辞めてしまうのはもったいない。

今をときめくアイドルの初期ビジュアルが意外とビミョーだったり、プロ野球選手の学生時代がレギュラー落ちしていたりと ,今輝いている人たちも最初から順風満帆だったわけではありません。紆余曲折ありながらもそれでも努力を続けた人だけが始めて「向いている」となるわけです。

イチロー選手も嵐もヒカキンも尾田栄一郎もスティーブ・ジョブズもみんな圧倒的な努力を継続しています。 結果を残す人は必ず他を圧倒する様な量を継続している。

この事は我々が肝に命じておくべき事なのではないでしょうか。

まとめ

向いていると思ったらその分野で活躍している人たちの中に飛び込んでみて下さい。 その中で努力を継続するのです。他の誰よりも。そうすると始めて真に向いているとなるのです。

 “努力した者が成功するとは限らない しかし、成功する者は皆努力している。 ”

音楽家 ベートーベン