今夜はこれを読もうか。 記念すべき最初の夜はこの一冊
「全ての教育は洗脳である」堀江貴文
ホリエモンの本はどれも突き抜けていて面白い。
これから社会に出る学生も、既に社会に出て現実に疑問を抱いているサラリーマンにも。すべての人必見です。
それでは参りましょう。
堀江貴文で「全ての教育は洗脳である」 どうぞ
学校は「国家の犬」生産工場
皆さんも僕も、この国の誰もが当たり前に通った、あるいは現在も通っているであろう学校。毎日勉強や部活、友達や恋愛などまさに青春の代名詞ともいえる学校。しかしここに想像だにしない思惑が隠されています。
結論から言いましょう。学校教育とは国に都合の良い犬を作り出す工場です。
なんて酷い言い方をするんだという声が聞こえて来そうです。中々ドギツイ言葉を使いましたがこれをちょっと証明しましょう。 時を遡ること1900年代。時代は太平洋戦争。 国は戦争に勝つためになによりも兵力が必要です。そこで学校では学問に変わって戦争に関する教育が色濃くなってきます。戦争は正義だ。天皇は神様だ。お国のために命を捨てることは素晴らしいことだ。子供たちはその考えを刷り込まれてそれが常識となります。 そしてなんの疑いもなく(まぁ正確に言うと疑いつつも空気に逆らえず)戦争へ送り出されていきます。
ここまではまぁ大概の人は知ってる事実。
問題はここからです。
さて、時は流れ時代は平成。 学校では先生に言われた事を守る子が褒められ、規律を破った生徒は怒られる。大事なのはいい高校、いい大学に入っていい会社に入る。会社のために一生懸命働けば将来安泰だ。そんな事を教えられて育っていきます。 そうして会社のためにという社畜魂を刷り込まれていくのです。
〜のためにというこの刷り込み。 あれ?さっき聞きましたよね。 そう、戦争時代の天皇のために、お国のためにという教育と同じです。 つまり学校教育は天皇のためが会社のために変わっただけで本質的には国家に従順な犬を作っていることに変わりありません。 100年経っても殆ど仕組みが変わっていない。それが今の学校教育です。
常識を疑え
このように我々が当たり前だと思っていた常識は蓋を開けてみると誰かに操作された偏った考え方であることが分かります。別に学校教育だけではありません。
例えば、日本では貯金は美学みたいな風潮があります。お年玉は貯金しといていざと言う時に備えましょう。給料はちゃんと貯めておいて。ボーナスは使い過ぎずに貯金にも回さないと。 どこの家庭でも当たり前のように聞こえてくる貯金はした方が良いよ。 ところがこれもまた、歴史を振り返ってみると戦争時代の悪しき習慣であることが分かります。
戦争時代、兵力に加えてもう一つ重要な要素がありました。それが軍資金です。政府は莫大な資金をどうにかして集めたかった。そして考え付いたのが貯金です。 貯金をする事は素晴らしいことだという考えを国民に刷り込ませてどんどん貯金してもらう。そうするとそれが戦争のための軍資金として使われる。急に銀行から引き出されると困るから贅沢は敵だみたいなことを言って政府の都合のいいように常識を作っていきます。
そうして出来上がったのが貯金は正義という考え方です。そして戦争は終わっているのにその考え方だけはずるずると今日まで引きずられてきたのです。
虚構という武器
ホリエモンは常識を疑えという事を一貫して主張し続けています。 それはこれまで見て頂いたように常識とは誰かによって作り出された妄想であることが分かります。 このように人間には妄想、かたく言えば虚構を現実のように信じてしまう特性があります。 これは別に悪いことではなく、人間はこの虚構を信じて他の人と共有できたから生物界の頂点に立つことができました。 国家、宗教、お金、、、、 我々が当たり前だと思っているこれらもよくよく考えてみれば全て物理的に実体のない事が分かります。(お金は形があるように思えますが、お金は信用を数値化したものです)
この虚構を信じるという特性。これは数多いる生物の中で唯一ヒトだけが持ち得た能力なのです。宗教という虚構、国家という虚構、会社という虚構、、、 目に見えない概念をあたかも実在するかのように捉え、それを他人と共有できるからこそ人は赤の他人でもお互いに信頼できるのです。その結果、人々は協力し合うことによって現在まで生きてきました。
この虚構を信じるという能力、良い側面もある一方で、それを疑う視点を持っていないと教育や貯金みたいに知らない間に損をしていることもあります。
ワクワクすることにとことんハマれ!
世の中にある常識がただの妄想であることが分かりました。辛い思いをして満員電車に揺られて会社に行く。ムダな会議をして付き合いで飲みに行く。こんなものは全てただの妄想。だから辞めちまえ。そんな事より自分の好きな事をとことんやれ!
ホリエモンの主張はしばしば極端です。
これをまんま間に受けるとただのニートになります。 しかしある種の本質を突いています。 彼の言いたいことの本質は会社を辞めろではなく常識に囚われず、好きな事に没頭することです。
何事も突き詰めれば仕事になるのです。
例えばコンビニアイスが大好きでコンビニアイスのことなら誰にも負けない人がいたとしましょう。その人はその人にしかない価値があるわけです。 この希少性がお金になるのです。 ダイヤモンドが高価なのは綺麗だからではなく珍しいから。 ただひと昔前まではいくら突き詰めてもアイス博士がお金を得ることはできませんでした。 ところが現在は昔にはないとてつもなく強力な武器がある。
そう、今皆さんが手に持っているスマホです。もっというならインターネット。 これがある今、アイス博士は例えばそれを記事にしてブログを始めればいいし、YouTubeに投稿してもいい。FacebookやTwitterを使って発信してもいい。 これからの時代フォロワー数やいいねの数はそのままお金に換算されるといいます。 実際、このコンビニアイス博士はその珍しさからテレビに紹介されました。
未来なんて考えるな!今を生きろ!!
ホリエモンの言うことはいつもシンプルです。 常識に囚われず今を全力で生きろ。 10年前、誰が1人一台スマホを持って世界中と一瞬で繋がれる世の中を想像していたでしょう。 たった10年で世界は劇的に変わりました。おそらくこれからはもっと早いスピードで世界は変わって行くでしょう。
もう未来は今まで以上に何が起こるか分からない。年金がもらえるかなとか10年後仕事あるかなぁなんて心配したって仕方ない。10年前常識だったことも10年後には非常識になってるかもしれない。だから未来の心配をしても意味はない。 そして過去には絶対に戻れない。
だったらもう今この瞬間を全力で生きるしかないじゃないか。 好きなことにとことんハマって後先なんて考えない。人生楽しんだもん勝ち。
色んな本を出して、色んなメディアに出てるホリエモンですが実は手を変え品を変え結局言ってることはこれだけなのです。
“未来を恐れず、過去にとらわれず、今を生きろ。”
まとめ
たまには世の中の常識を疑ってみましょう ちなみに人を疑うと信頼をなくします 人を疑うのではなく物事を疑うのです
参考文献
「全ての教育は洗脳である」 堀江貴文
「多動力」 堀江貴文
「サピエンス全史 上」 ユヴァル・ノア・ハラリ
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」 佐藤航陽