昼休みに休むと残業がとれない
残業は15分単位の申請で上司の承認がいる
これはどれも弊社における常識です。
ええ、分かってます。これらが全て違法であることは。
あなたも上司に対して言いたいことの1つや2つはあるでしょう。
しかし、絶対に真っ正面から闘ってはいけません。
今回は新社会人が会社の中でどう立ち振る舞うべきかを解説していきます。
ブラック企業な弊社

昼休みに休むと残業がとれません。
これが弊社の日常です。その他にも、
- 毎週月曜と金曜は昼休みに会議がある
- 1日のノルマを達成していないと残業申請できない
- 残業申請は上司の承認をもらえないと申請できない
- 残業申請は15分単位でしか取れない
例えば18時まで自己申告すると18時以降はタダ働きです。だからといって19時や20時まで申請しても通りません。
ちなみに労働基準法では以下の通りになっています。
休憩:使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少くとも45分、8時間を超える場合においては少くとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。(第34条)
残業代:賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。(第24条)
労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)
おかしいと思うでしょう?
ええ、おかしいんです。
あなたの会社にも理不尽な事の1つや2つはあるでしょう。もしかしたら3つも4つも5つもあるかも知れません。
ふざけるなと思いますよね。
でも声に出してはいけません。絶対に。
会社を変えるのは一大事

私の職場のルールは明らかに違法行為です。
何度も上司に言ってやろうと思いました。
しかし、それはデメリットが大き過ぎる。
まず、上司に目をつけられると仕事がしにくい。
当然の事ですが、当然であるがゆえに非常に大きなデメリットです。
私の職場では上司が仕事の割り振りをしています。また、ミスが起きた時も最終的には上司が対処します。
だから、上司に嫌われると良い仕事が回って来ず、ミスのリカバリーもしてもらえない。
このメリットがなくなるのはやはりきつい。
もう一つが、ルールを変える事は下手すれば裁判沙汰と言うこと。
裁判にならなくとも、弁護士や労働基準監督署に相談しなければなりません。
お金がどれほどかかるかは分かりませんが、少なくともそれ相応ので手間と時間がかかる事は間違いありません。
あなたの大事な時間を会社と闘うために使うのは非常にもったいない。その時間を自分の為に使う方がよっぽど賢いやり方だと思います。
証拠は握っておく

とはいえ、会社の思うままに使われるのも癪に触ります。
ですので私は上司の不正の証拠は握る様にしています。
残業を多めに申請すると「昼休み仕事してた?」と聞かれるのでそれをこっそりスマホで録音しています。
せこい様に思われるかもしれませんが、何か1つでも相手にとって不利な情報を持っているだけで余裕が違いますし、いざと言うときの武器になります。
今はスマホ1つで何でもできる時代。
証拠はできるだけ握る様にしておきましょう。
自分を変える方が簡単

会社と真っ向から闘う時間がもったいない。
これが私の結論です。
あなたにも上司に対する不満はあるでしょう。
しかし、絶対に真っ正面から闘わず上司を利用して下さい。
不満は心にしまって、裏では弱みを握っておきます。
一方で表では上司に気に入られて、上手く動かしましょう。
そうしてより大きな仕事をもらってその中で自分の経験値を高めて行く事がスマートなやり方です。
真っ向から闘って無駄に時間を費やし、経験も積めないくらいなら、上司を手玉にとって自分を高める方がよっぽど賢いやり方でしょう。
媚びろとまでは言いませんが、やはり闘うよりかは上手くかわす方が賢いやり方なのは事実です。
我慢して耐えるのではなく、利用してやるのです。
転職という手っ取り早い方法

何度も言いますが、会社や上司と真っ向から闘うのは無駄が大きすぎます。
そんな会社にこだわるくらいならとっとと転職してしまう方がいい。
転職の決意ができなくても転職サイトに登録しておいて損はありません。
いざとなったら転職できる、他に道があるという事実はかなり余裕ができます。
また、上司を利用して十分に経験が積めればそれだけ転職の幅も広がります。
直接対決で無駄に時間を過ごすくらいなら、したたかに上司を利用して、よりよい環境に転職してしまいましょう。
まとめ
おかしいよと言いたくなる気持ちは分かります。すごく分かります。
それでも真っ向勝負は分が悪過ぎます。
そんなことに時間をかけるくらいなら上司を利用して自分を磨く方が効率的ではありませんか?